【雪山用に買ってみたい】北米トヨタのミニバン シエナをベースに作った激スパルタンなユーティリティ・ビークル

冬の準備といえば、そろそろ車の方もちょっと準備しておく必要がありますよね。

とはいえ、バッテリは確か去年の夏に替えたばかりだから、まあ問題ないでしょうし、クーラントも、これまた今年の春先に入れ替えてますからOK。ということは、とりあえずタイヤをスタッドレスに交換すれば、そのまますぐに雪山に行けちゃいそうです。タイヤ交換は、今年もいつものようにタイヤフィッターさんに頼む予定。

 

ところで、ちょっと話は変わりますけど、この時期ほんの一瞬ですが脳裏をよぎるのが、「車の買い替え」という言葉だったりするんですよ。

今の車、ダッジ・マグナムに乗り始めてから約7年半。僕個人としては、今でも乗り始め当初と変わらず、とっても気に入ってはいるんですが、幾つか残念な点もありまして、それが雪山行きのときにボディーブローのように効いてくるようなポイントだったりもするもんで。

 

【うちのマグナムちゃんの残念な点】

(1)燃費があまり宜しくない。

正直に言いましょう。いまどきの車のレベルから考えると悪いです。でも、一般道でリッター6km、高速ならリッター10kmくらいは走りますから、アメ車にしては良いほうかなと。

例えば、自宅のある世田谷区から湯沢エリアまで、関越経由でドアツードアでの走行距離が片道約200km/往復約400km。全部高速というわけじゃありませんから燃費はリッター8kmとして、必要なガソリンが50リッター×リッター単価125円で計算すると、ガソリン代が6,250円。仮に燃費が1.5倍いい車なら、これが4,200円くらいで済むわけで。2,000円の差額がそこまで大きいとも思わないですけれど、月に3回4回というペースで行くとすると、一冬でそれなりの額にはなるかなと。

自宅から湯沢エリアまで200km弱

今年の春先にラジエータのファンを交換してから、なんでだかグッと燃費が良くなったんですけれど、そういうことってあるんでしょうか? (修理前は、一般道4km/高速7kmくらいでした)。ご存知の方、いらっしゃいましたら是非教えていただきたく…。

 

(2)思ったよりも荷物が積めない。

あくまで「思ったよりも」ですが、ボディが尻すぼみの砲弾みたいな形をしているお陰で、フルサイズのアメ車にしては荷物を積める量がちょっと少な目なんですよね。とはいえ、家族4人分の旅行の荷物とスキー/スノーボードを4セットを中積みできるくらいのスペースはあるので、必要にして十分なサイズといえばそうなんですが。

ダッジ・マグナムのトランクに、コストコの折りたたみワゴンとBMXを積載

狭めとはいうものの、フルサイズのアメ車ですから、子供用のBMXだったらシートを倒さずにそのまま中積みできるくらいの大きさはあります。

 

(3)信頼性に一抹の不安がある&出先で壊れたときに、修理工場が…。

マグナムちゃんの名誉のために言っておきますが、毎週末のサーフィン、冬のスノーボード、その他、年に幾度となく繰り返される近隣/遠隔地への家族でのお出かけで、毎年コンスタントに1万km近くは走り続けていますが、遠出をした先でトラブルが発生したことは、この7年で数回しかございません(数回はありました。でも、いずれも大事にはならず、とりあえず自宅まで自走して帰ってきてから、いつもの車屋さんでみてもらうことができてます)。彼は非常に優秀です。でも、例えば、奥志賀のスキー場の駐車場で止まって全く動かなくなって、近くに直せる工場もなかったりしたら…とかいうケースで、その後の対処のこととか考えるとかなり怖いですが…。

 

ココらへん、ドイツ車あたりのコンパクト〜ミドルサイズのSUVを買ってヒッチメンバー+リアカーゴでもつければ(具体的にはX1とか、欲しいですね〜)、燃費はそれなりにいいわ、荷物は積み放題だわで、言うことなしだったりするんじゃないかなぁ…なんて…。

BMWx1 ヒッチメンバー リアカーゴ

フォルクスワーゲンは、トヨタのハイブリッドを、「時代遅れ」「ハイブリッドなんてクリーンディーゼルの足元にも及ばない」「日本の自動車メーカーはもうおしまい」と散々な感じでこき下ろしてましたよね。そのフォルクスワーゲンご自慢のクリーン関連技術が、NOxのみならず、ガソリン車を含むCO2の排出量でまで不正をしていた「全くの嘘っぱち」だったというお粗末な結果を目の当たりにしてしまった今まさにこのとき、日本人としては、今こそマツダのCX-3あたりに乗ってみるべきなんではないかという気もしてはいますけどね。

 

まあ、こういうこと言ってると、マグナムちゃんの機嫌が悪くなって故障とかしたりする気もしますから、今日のトコロはこのくらいにしておきたいと思いますが、こんなことを考えてたら、こんなの見つけちゃいまして。

トヨタ シエナをベースに作った軍用車のようなユーティリティ・ビークル 斜め前から

どこぞの国の装甲車か特殊部隊用車両みたいな風貌をしたこの車、実は北米トヨタのシエナというミニバンをベースに作られたユーティリティ・ビークルなんです。

 

ゴツいブロックタイヤにマットブラックのペイント。この車、めちゃめちゃカッコ良くないですか?

トヨタ シエナをベースに作った軍用車のようなユーティリティ・ビークル 斜め前からあおってアップで

 

ベース車両はこちら。

北米トヨタのミニバン シエナ 黒 斜め前から

改造後のスパルタンなイメージとは程遠いですけれど、かなり細長い感じのスタイリッシュで平べったいボディに、ミニバンとしてはなかなかお目にかかれないレベルの低めの重心設計。269PSの3.5L・V6エンジン搭載で走りもかなりイケるらしいです。こういうの、結構好きですね〜。ノーマルのままで乗ってもいいくらいかも。

 

んで、コイツを一気にリフトアップ。

トヨタ シエナをベースに作った軍用車のようなユーティリティ・ビークル 横から

ノーマルのスペックが全長5,085mm x 全幅1,986mm x 全高1,750mmで、ホイールが22インチとのことですから、ざっくり目測で、ベース車両から10インチ250mmくらいのリフトアップ、全高は2,000mm程度といったところでしょうか。これだけ上げてのこの車高、この「高いのに低い」雰囲気、やっぱ、元の重心がかなり低いからでしょうかね。

 

この車、シート配列(ノーマルのベース車両の話です)がまたいいんですよ。

最大8人の乗車が可能な3列シート構成なんですが、

北米トヨタのミニバン シエナのシート構成

 

まず、2列目は、3つのシートがそれぞれ独立して取り外し可能になってまして、センターシートを外すと、左右2つの独立したキャプテンシート構成に。

北米トヨタのミニバン シエナの2列目キャプテンシート

 

で、外したセンターシートは、荷室のサイドにこんな風にして格納しておくことができるようになってます。

北米トヨタのミニバン シエナの2列目センターシートを荷室のサイドに収納

2列目の左右のシートも、それぞれ独立して取り外しが可能なので、大きな荷物を運んだりするときなんかにはかなり重宝しそうです。

 

3列目シートの方も、「いざというときには8人乗れます」的なエマージェンシー用でなく、フルサイズのちゃんとしたスペースが確保されてまして、体格の良い成人男性でも余裕の6人乗車が可能なんだそうで。

北米トヨタのミニバン シエナの2列目シートを正面から

子どもも含めたファミリーユースなら2家族8人乗車でも余裕でOKですから、友人家族と1台で日帰りスノーボードとか、いろいろ幅広く使えちゃいそう。

 

それでいてこの3列目シート、使わないときには6:4で分割して床下にフラットに収納されてしまうというスグレモノだったりもします。

北米トヨタのミニバン シエナの3列目シートを6:4分割して床下に収納 

この広さ&気の利きっぷりの組み合わせ、アメ車×トヨタの組み合わせならではなのではないかと。

4人乗車だったら信じられないくらいに大量の荷物が積めますから、家族でスノボに行くときにも、58PT、Goldenbat、SLUSH SLASHERからOGASAKA CT156、KORUA APOLLO56まで(最後の2枚はまだ買ってません)、手持ちの板を全部まとめて積んでいって、あれやこれやとっかえひっかえ試してみたりもできちゃいますね〜。

 

ちなみに、3列シート全てを使用している場合の荷室はこんな感じ。

北米トヨタのミニバン シエナの荷室 3列目シート使用時

そこまでの広さはありませんけれど、シートが収納される部分の深さがあるので、見た目以上にたくさん荷物が積めそうな感じ。まあ、2列目3列目の足元も使えますから、この車に関しては、ラゲッジスペース不足についてはあまり心配する必要はないかなと。

 

これだけのスペースがあれば車中泊とかも余裕ですから、マットレスと寝袋、断熱/防寒系のアイテムを用意しておいて、週末金曜の新聞で西高東低の気圧配置&間隔の狭い等圧線が海岸線に沿って詰まっているような天気図を見つけたら、パウダーを狙って金夜から単身乗り込んで、早朝一発目のパウダー滑って昼には帰宅して東京で家族サービス、みたい感じでもいけちゃいそうですよね(大雪で身動きが取れなくなる可能性もありますので、車中泊の場所選びはくれぐれ慎重に)。

 

【参考】湯沢中里でバフバフパウダーをいただいた2013年1月26日の天気図。

平成25年1月25日26日の新潟湯沢大雪時の天気図

 

【参考】苗場でバフバフパウダーをいただいた2014年12月25日の天気図。

2014年12月25日 苗場で大雪パウダーコンディションの際の天気図

 

うーん、欲しい…。この車、当然のことながら市販はされてないわけですけれど、ベース車両買って、自分でコツコツ作りこんででも乗ってみたい気がしますな…。

あ、このサイズだとさすがに燃費はそんなに良くないのかな…。でも天下のTOYOTAですからね…(※ちょっと調べてみたところ、エコモードならリッター9〜10km程度は走るらしいです。マグナムと変わらないですけれど、これだけのサイズで9kmも走れば十分かなと)。

This entry was posted in スノボ&スキー, スノーサーフィン道 あしたのために, サーフィン&水中撮影&水中カメラ, アメ車. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です