【ビンディング調整のお供】差し替え式でガッチリねじ込めるドライバと、滑走中も安全にビットを持ち運べるケースをゲットしました

そういえば、スノボ関連で最近買い足したものがもう1つありまして。

板にビンディングを固定するインサートホールのネジって、セッティング変えたいときには当然緩めなきゃいけないわけですけれど、いちいち調整台探してそこまで行って、ってやるの、ちょっとめんどくさいじゃないですか。

そうでなくても、ふと気が付くと緩んでたりすることもあるので、やっぱ自分でドライバー持ってると何かと便利ですよね。

 

ということで、今までは、このドライバーを、滑るときにいつも使ってるパタゴニアのワンショルダーバッグの中に入れてんたんですが…。

ビット付け替えドライバー1

先端のビットを付け替えて色々なタイプのネジに使えますし、何よりもガッチリ回せて重宝してます。

 

でも、長さが結構長くて、カバンの中でそれなりのスペースを専有するし、邪魔臭いといえばちょっと邪魔臭い。

ビット付け替えドライバー 昔のは長さ18cmくらい

18cmくらいでしょうか。

 

しかも、この形状、転んだときとかにおもいっきり縦に体に入ったら、脇腹とかにぶっ刺さって、

「ア゛ーッッッッッッッ」

とかならないかな…とか…。

 

まあ、多分そんなコトにはならないに決まってるんですが、一度想像し始めちゃったらもう怖くて怖くて、夜になると

『40代男性、家族でスノボ中にドライバが脇腹に刺さり……!』

という見出しの恐怖新聞までたまに届く始末で、ぐっすり眠れなくなっちゃったわけでございますよ。

 

っつーことで、ネット上で色々調べて、結局、ベッセルの220Wという差し替えタイプのドライバーを購入。

差し替えドライバー ベッセル220W-3 ビットは+1,+2,+3,-6,PZ2,PZ3

オプション枝番220W-3は、両頭3本の差し替えビットで、+1番、+2番、+3番、-6番のオーソドックスなプラマイセットと、スノボのビンディングのネジに使われることもある欧州規格ポジドライブのPZ2とPZ3までカバーされちゃってるというスグレモノ。ビンディングの取り付けだけじゃなく、ストラップ関係の調整まで含めて全部これ1本でできちゃいます。

 

ちなみにですが、ネジのサイズとドライバーのサイズというのは対応がしっかりと決まってまして、例えばプラスのネジ/ドライバの対応ですと、ビンディングのインサートホールに一般的に使われているM6のネジには3番、それよりも小さいサイズは、2番がM3.5〜M5、1番がM2.5とM3、M2以下の小さいサイズのネジには精密ドライバということになってます。

うちの板のビンディングで使っているネジで確認してみますと、BURTONのビンディングに標準で付いているネジは、普通の規格のM6のプラス。これには普通のプラスの3番のドライバを使います。

BURTONのビンディングに標準でついている普通のM6プラスのネジ

 

で、日本の板はインサートホールが浅くてショートビスが必要になるんですが、MOSS SNOWSTICKにBURTONのCartelをつけるのに使ってるショートビスは、同じく普通の規格のM6。これも普通のプラスの3番のドライバを使います。

日本製のスノーボード用に使うショートビス 普通のM6プラスのネジ

日本製のスノーボード用に使うショートビス 普通のM6プラスのネジ

 

先日入手したT.JのGolden BatにBURTON Lexaを取り付けるために追加購入したショートビスは、ポジドライブ規格のM6。これにはポジドライブの3番、PZ3のドライバを使います。

日本製のスノーボード用に使うショートビス ポジドライブ規格のM6プラスのネジ

日本製のスノーボード用に使うショートビス ポジドライブ規格のM6プラスのネジ

直角に交わる十字の溝に加えて、45度の方向にももう4本浅い溝が切ってあるのがポジドライブです。

 

サイズや規格が合ってなくても当然回せることは回せますが、この対応通りにドライバを使うことでネジを舐めてしまう可能性をグッと低く抑えられますし、ビンディングのように、絶対に緩まないようにガッチリと締め込みたい場合には尚の事、適切なドライバを使用することが大切になります(特に、普通のネジとポジドライブ規格のネジは、溝の角度やカーブなど、ネジ穴の作りからして全く異なるので、これを間違ったドライバーで回そうとすると結構な確率で舐めてしまうので要注意。ポジドライブは見た目は普通のプラスに45度方向の溝を追加しただけのように見えますが、普通のプラスネジの溝は斜めに傾斜がついているのに対して、ポジドライブの溝はまっすぐ垂直に切ってあるため、このネジ穴に普通のドライバを差し込んでも奥まで差し込めずに浮いてしまって、すぐにネジ穴を舐めてしまいます。)。

 

分解した状態だと、本体が全長約10cm、ビットの方が全長約11cm。

差し替えドライバー ベッセル220W-3 本体は10cm、ビットは11cm

 

つなげると18cm〜19cmくらいというところでしょうか。

差し替えドライバー ベッセル220W-3 使用時は18cmくらい

グリップの直径も4cmくらいありまして、絶対に緩んでほしくないネジも、ガッチンガッチンにネジ込むことができます。

 

実はこのドライバーに至る前に、1回失敗もしてまして。

同じくベッセルの820W-23という、ラチェット付きのスタビドライバを買ったんですが…。

ラチェット付きスタビドライバ ベッセル820W-23

本体長7.7cm前後とかなりコンパクトですし、ビットも+2と+3という必要最小限のセットで、これはこれで使えるかなと思ったんですが、グリップ径28.5cmは細すぎだったようで、短いし細いしで、きっちり締めたい部分がどうしても締め切れないという…。

差し替えドライバー ベッセル220Wとベッセル820W-23のグリップ太さ比較

そもそもラチェットなんか必要なかったですし、冷静に考えると、これだけずんぐりむっくりだと、万が一のときに縦になる可能性もそれなりに高そうですしね…(ビットを外しておけば大丈夫なんでしょうが、そうするとビットを無くしちゃいそうな気が…)。

 

で、やっぱグリップの太いきっちりしたのが良かろうということで、220Wの購入に至りまして。

ただ、こちらのビットも、むき出しのままカバンに入れておいたらやっぱ同じような怖さがあるので、何か良い手が無いか考えたところ、こんなのを発見したんです。

エンドミル保護キャップ1

電動ドリルの先端を保管しておくときに使う、「エンドミル保護キャップ」というやつ。

 

長さ11cm、直径16mmのタイプのものがちょうど良さそう。

エンドミル保護キャップ2

5本セットで500円くらいでした。

 

コイツに、両面テープ付きのベルクロテープ(白いやつ)を貼っつけまして、

エンドミル保護キャップと両面テープ付きベルクロテープで、ドライバービットの収納ケースをDIY

 

厚手のベルクロベルト(黒)で蓋ができるようにして、中にビットを収納してみました。

差し替えドライバー ベッセル220W-3をエンドミル保護キャップに収納したところ1

これで、ビットがバックの中でバラバラになったりジャラジャラいったり、そして脇腹にぶっ刺さったりするのも全て防げるはず。

差し替えドライバー ベッセル220Wをエンドミル保護キャップに収納したところ2

 

体積的には元のドライバと大差無いかも知れませんが、短くなった分、取り扱いはかなり楽になったような気がしますしね。

差し替えドライバー ベッセル220Wをエンドミル保護キャップに収納したところと昔のドライバの比較

これでビンディングのセッティング変更/ベスポジ探しも、今までよりも更に頑張れちゃうのではないかと。

早く滑りに行きたいんですけど…。

※後日、雪上でもお目当てのビットがすぐに見つけられるように、ビットに油性マーカーで色を付けてみました。

+1/+3のビットがピンク、PZ2/PZ3のビットがブルー、+2/-6のビットはそのままです。

ベッセル220W-3のビットに色付け1

ベッセル220W-3のビットに色付け2

基本はピンク1本でいけますが、ポジティブ規格のネジだったらブルーの出番。これで雪上でもバンバンセッティング変更できちゃうはず。

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