【16.旅行13日目】サン・セバスティアンでのサーフィン、ウエット事情など【スペイン・サン・セバスティアン2日目と4日目/4日間】【2024夏ヨーロッパ旅行19日間】

サン・セバスティアンでは、サーフィンもしました。

 

というか、地中海側のバルセロナから、わざわざこの大西洋側に移動するプランを立てたのは

「サン・セバスティアンの旧市街でバル巡りをしたいから」

というのは建前で、実際は

「大西洋でサーフィンがしてみたかったから」

「トム・カレンも住んでいた、枡田琢治もスイスから通うという、バスクの海に入ってみたかったから」

です。

 

まあ、当然、息子がサン・セバスティアンで色々美味しそうなものを食べてみたい、と言っていたから、というのもありましたが。

 

ということで、到着初日の午後、早速海を見に、東側のスリオラ海岸をチェックしに行ってみました。

サン・セバスティアン東側のスリオラ海岸1

ぱっと見、コンスタントに腰セット腹くらいのサイズは入ってそうです。

 

西側エリアは、堤防と巨石で護岸工事がされていて、入れないし割れません。

サン・セバスティアンPasealekuの海沿い1 サン・セバスティアンPasealekuの海沿い2

 

この堤防のさらに西側に行くと、ラ・コンチャ海岸というビーチがあって、そこは陸側に深くえぐりこまれた込まれた入江のような地形になってます。どこかで見た情報では、「サイズアップしたときは西側で」というような記述があったので、冬場に大きなうねりやハリケーンスウェルが入り始めたときなどは、この堤防周辺や、ラ・コンチャ海岸あたりでサーフィンできるのかも知れません。

 

(地図の左上に突き出している半島のようなところの右上側が、上の写真の護岸工事がされているところです。東側のビーチがスリオラ海岸、西側の入江のようになっているところがラ・コンチャ海岸です)

San Sebastian Donostia サンセバスチアン 地図 拡大_1

護岸工事をしているということは、すなわち、このあたりが一番ストレートにうねりが入ってきて、そのままだと海岸が侵食されてしまうから、ということなわけですから、昔はここが一番良い波の立つ場所だったのかも知れません。

 

そしてサン・セバスティアン滞在2日目、今日はいよいよサーフィンをしに行きます。日本を出る前日に片貝で海に入ってましたので、およそ2週間ぶりのサーフィンという感じ。ちょっと間が空いてしまって、体がなまってないと良いのですが。

初日に何軒かサーフショップを回って、レンタルボードなどチェックしておいたのですが、その中でも、海の眼の前にあるPUKAS SURFというお店が良さげだったので、そこでサーフボードを借りることに。

サン・セバスティアンの海沿いPukas Surf Eskola San Sebastiánの外観

このお店、何年か前にStab in the darkを受賞してるPukas Axel Lorentzsさんのお店です。

ハイパフォーマンス系の最新のボードもレンタルのラインナップで置いてあって、中にHAYDEN SHAPESのラウンドピンのHypto Kryptoがあったので、それを借りたいなと。

サンセバスチアン レンタルサーフボードの価格表 PUKAS SURF

ハイパフォーマンス系のボードは、”PREMIUM”です。1時間19ユーロ、2時間27ユーロ。結構しますが。

 

サン・セバスティアンの海沿いPukas Surf Eskola San Sebastiánの店員、レンタル料金

 

いつも日本ではジャスト25Lくらいの板に乗ってるんですが、体格の良い欧米人で25Lの板に乗ってるのって、小学生か、CTやCS回ってるトッププロくらいしかいないと思うので、当然、そんなボリュームの板はありませんでした。

で、Hypto Kryptoの5’6が28.5Lくらいで、店にある中ではもっともボリュームが小さい板だったので、それを借りました。

 

ウエットですが、8月中旬でも大西洋はきっと水温低いんだろうなと思って、荷物を最小限に抑えつつも、日本からタッパと海パンとビーサンだけは持っていったんですけど、お店の人にタッパ見せて

「これで入れる?」

と聞いたら、

「寒がりじゃなきゃなんとかなるかな?でも寒いかも?」

と。

私、とても寒がりなので無理です。ウエットもレンタル。

 

サン・セバスティアンでは2回サーフィンしたんですが、1回目、2日目の日は朝10時とかそのくらいから入りまして、晴天だったのもあり、スプリングでちょうど良かったです。2回目、4日目の朝8時位に入ったときは、スプリングだとちょっと寒かったですね。周りも結構フルスーツの人が多かった。

サン・セバスティアン スリオラ海岸のサーファー

でも、中には海パンいっちょの人とかもいて(昼の時間帯ですが)、寒さに強い人ならそのくらいでもOKなのかも? お医者さんやってる親戚に、昔、

「欧米人とアジア人では皮膚の作りが違っていて、

彼らは日本人よりも遥かに寒さに強い」

という話を聞いたことがあるので、そういうことなのかも知れませんが…。

 

ちなみにですが、ビーサンはビーチでも大活躍したし、ホテルでの室内履きにも使えて、今回の旅行で最も重宝したアイテムの一つでした。ビーチとか川とか、そういうところに行くことがある旅行の場合、ビーサン持参、ありだと思います。

 

ロッカーも借りられて(有料です。2ユーロくらいだったかな?)、そこで着替えたんですけど、スペインの人って、ほんとにみんなすごいフレンドリーで。

「どっから来たの?」

「ジャパン」

「トーキョー?」

みたいな感じで話しかけられて、しまいにゃ、スペイン語でなく、わざわざ英語で

“Welcome to Spain!”

とか言われましたよ。ほんと、すごくいい国です。

 

で、肝心の海ですが、事前情報では、

「大西洋は冬が波のサイズが上がる季節で、

夏はそこまで波ないよ」

というような話だったのですが、実際には結構波も良くて。

 

上のGIFは初日の真っ昼間の映像で、コシハラくらいだった、と書きましたが、2日目は下のGIFくらいで、胸くらいあって十分にサーフィン楽しめました。

サン・セバスティアン東側のスリオラ海岸2

2回目の4日目の朝は、チェックアウトが12時だったので、朝イチから10時くらいまで入って上がったんですけど、この日も、波は頭くらいあってオフショアで、人は確かにそれなりに入ってましたが、全然やれる感じで、楽しくサーフィンさせていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m

 

サン・セバスティアン、小さな街だから、海の中はローカルばっかなんですけど、「ローカル優先」みたいな感じが全然ないんですよ。そんなに混んでもいないし。休日の千葉の一宮よりは全然空いてるくらいです。平日の片貝新堤くらい。ピークがいっぱいあって、1ピークにはせいぜい5人とかそのくらい。

 

湘南とかだと、

「俺はここに10年住んでて

いつもここで入ってるから、

優先的に波に乗る権利がある

( by 勘違い野郎)」

みたいな、意味不明な謎のエセローカル教、みたいな感じ、あるじゃないですか。

 

サン・セバスティアンはそういう感じも全然なくて、

「俺は上手いからこの波に乗る」

という、サーフィン本来の

「実力勝負オンリー」

な感じで、気持ちよくサーフィンできました。

 

千葉の一宮とかも結構そういう感じですけど、カリフォルニアでもハワイでも、どこ行っても必ずそう、基本は「実力勝負オンリー」ですよね。地元住んでようがなんだろうが、パドルしておいて乗らないような下手くそはその後もう波に乗らせてもらえないし、ローカルでも、わかってないKOOKSはお断りってしっかり看板とかに(落書きで)書いてありますし。

まあ、湘南でローカルぶってる人って、実は大半が移住組で、生粋のローカルからは「海の混雑の最大の原因になってる迷惑な奴ら」と思われてるらしいですけど(茅ヶ崎の先輩に昔聞いた話では、ローカルの定義は「地元の小中学校出身」らしいですが、それはそれでどうかとは思いますけどね)。

 

話をサン・セバスティアンに戻しますが、ローカルの子に、1度前乗りされちゃったんです。そしたら、わざわざ戻ってきて近づいてきたから、なんか文句言われんのかと思ってドキドキしてたら、

「ごめん、今、前乗りしちゃった?」

みたいな感じで謝られたりして。ほんと、すごくいいところでした。

 

しかも。

海から上がって、ビーチにあるシンプルなシャワー(ハワイとか一宮とかにあるみたいな、鉄パイプのシャワーが砂浜に立ってるやつ)で水浴びてたんですけど、これがまたすごくて。

隣で、20歳くらいの、スタイルよし器量よしな感じの、黒いマイクロビキニをお召しの素敵なムヘルがシャワーを浴びていらっしゃったのですが、なんかその方、結構危なかっしくて。

下のおパンツを、びろーんと思いっきり引っ張って、中に水入れたりしながらシャワーしてまして、こういう邪なことを考えてはいけないのでしょうが、

「おいおい!!!」

「そんな引っ張ったら!!!!」

「見えちゃうよ!!!!!」

とか思いながら、ドキドキしながら隣でシャワーを浴びておったのですが。

 

その方、その直後に、おもむろに上の方をバーっと剥ぎ取ってシャワーを浴び始めまして。

ぶりんっ!!!

ぼよんっ!!!

って感じでした。

おじさんは、びっくりしてしまいました!

でも、落ち着いてビーチ見回してみたら、みんながみんなじゃないけど、そういう感じの人、チラホラといました。

ほんと、いい国ですね、スペイン。

ムイビエン!!!

 

続きます。

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