旅行中盤に3泊4日で滞在した、スペイン北西部、大西洋沿岸の街、サン・セバスティアンですが、その4日間、何をしていたかと言いますと、
1.街をウロウロしながら、スペイン料理を食べる
2.サーフィン
3.ソシエダの試合観戦
4.ギター屋のチェック
5.おみやげ探し
という感じでした。
2.サーフィン と 3.ソシエダの試合観戦 4.ギターショップ巡り については、また別で書きたいと思いますので、今日は、1.街の感じ と、 5.おみやげ探し について、ちょっと書いておきたいと思います。
サン・セバスティアンは、スペインの左上、フランスとの国境に面した海沿いの街でして、面積60平方km、人口18万8千人という、かなりコンパクトな街です。
人口18万人といってもあまりピンと来ないと思いますが、Webでざっくり調べてみますと、街の規模としては、鎌倉市(面積39.6平方km、人口17万2千人)あたりが近いのかなと。
鎌倉市は、藤沢市や逗子市、横浜市栄区など、それぞれに栄えた地域のある市と隣接しているので、そのあたりはちょっと感じは異なるのでしょうが、「中心地が、歩いて1〜2時間くらいあればウロウロまわれてしまいそうなくらいの広さ」といったあたりの「規模感」はちょっと似ている気がします(サン・セバスティアンは、よくある海外の都市と同じ感じで、隣の街までの間は、何もない大自然広がる地域、みたいな感じですので、そこら辺は違いますね)。
実際、最も有名な観光エリアである旧市街は、300m×300m程度とかなりコンパクト。周辺の市街や、北東側に橋を渡ったスリオラビーチ周辺のエリアまで入れても、2km×2km程度の中に収まってしまう大きさです。
(ホテルで貰った観光地図。中心地市街のみの拡大図です。左上の、赤茶の路地が細かい格子状になっているあたりが旧市街。この地図の端から端で1.5km〜2kmくらい)
(市街全体の地図)
かなり小さくなってしまっていると思いますが、拡大してみると、右下あたりに、テニスコートみたいな、”40″と表示されている施設があると思います。
これが、タケクボこと久保建英選手所属のレアル・ソシエダのホームスタジアム、レアレ・アレーナです。このあたりがサン・セバスティアンの市街の一番端、というくらいなんですが、市街中心地からここまでバス4駅10分とかそのくらいで行けてしまうという、そのくらいのコンパクトさです。
このコンパクトなエリア内に、観光や食べ歩きで有名な旧市街があり、サン・セバスティアン大聖堂とサンタ・マリア・デル・コロ大聖堂という2つの大聖堂があり、ビーチがあり、サーフィンもできて、いろいろなお店もあってお買い物もできるし、ラ・リーガのスタジアムがあってサッカー観戦までできる、という感じですから、どんな人が行っても楽しめそうですよね。
で、実際の街はどんな感じなのかと言いますと。
確かに、雰囲気の良い海沿いのリゾート地、観光地、という感じで、街並みはおしゃれだし、ご飯は美味しいし、少し歩くと海もあって、なかなかいい感じでした。
旧市街の街並みはこんな感じ。
旧市街にある、サンタ・マリア・デル・コロ大聖堂です。
街の南側には、サン・セバスティアン大聖堂。
この大聖堂の隣にいい感じのギターショップがありまして、何回か行きました。その話は、また後で書きます。
サンタ・マリア・デル・コロ大聖堂の斜め向かいにあったSMILEというお店。
観光客向けのお土産物やさんなんですけど、カラフルな食器とかモザイク柄の動物の置物とか、結構面白いものありました。
カラフルなモザイクの犬の置物は、いくつかお土産で買いましたよ。
そのすぐ近くには、Duck Storeという、例のアヒルのお店。
バスクの国旗を持ってる子とか。
ソシエダのユニフォームを着てる子も。
これは、自宅向けのお土産に買いました。ダイニングの高いところに、お守りとかと一緒に飾っております。
旧市街のタパスのお店。
ここで食べたマッシュルームが、一番美味しかったかも。
旧市街には、たくさんの立ち飲み屋やバル、タパスのお店があって、「食べ歩きが楽しい街」というのはその通りなんですけど、僕らにとっては、食べ歩きは難しさも結構ありました。
まず、そもそもが、高校生の息子との2人旅なので、「飲む」といっても、そんなに何杯も飲む感じにならないんです。最初にビール1杯飲んで、その後、ワインか何かを1〜2杯飲んで切り上げるくらいですかね。その上、昼から飲んでる人がいっぱいいるから、17時くらいに行くと、どの店もほぼ満席で、席を確保するのがまた一苦労だったりして。
しかも息子のアレルギーの件もあり、この混雑した中で、カウンター越しにそれを確認するのが結構大変で、そのあたりの心理的負担もあってあまり楽しめなかったというのも、正直ありました(なので、一番栄えたエリアからちょっと離れたところとかで、そこまで混雑していないお店を探して入るようにしてました)。
旧市街の北東にあった、Donosti Rock という、ロックなお店。
CDとレコード、Tシャツなどがおいてありました。なかなかの品揃えでしたよ。
息子はAC/DCのウインドブレーカーを買ってました。渋い。
街の東西を結ぶサンタ・カタリナ橋を渡って、東側エリアへ。
東側は、旧市街よりも新しい感じの街並みで、おしゃれなテラス席のカフェとかがいっぱいあります。
ちょうど週末だったせいか、東側のスリオラ海岸のあたりでは、ちょっとした音楽フェスのようなものをやってまして、屋台とかも出てました。
フェスの脇で、ウルメア川の河口から、大西洋に沈む夕日を眺めたり。
何食べたか、よく覚えてません…。何か、肉料理ですね。
こういうお店は、何が入ってるかちゃんと聞けるので、気が楽でした。
焼きそばと餃子のお店を発見。
ものは試しなので、食べておきました。普通に美味しかったです。
ホテルの部屋からの景色。まだ西の空が明るいです。日没が21時過ぎとかそのくらいだったと思います。
ホテルのテラスからの眺め。眼の前のギプスコアプラザや通り。
立地は申し分ないし、きれいだし、ホテルの人もちゃんとしてて、とてもいいホテルでした。
観光地だからか、週末は花火も上がります。
西側のラ・コンチャ海岸で打ち上げてたみたいで、多分、ホテルから直線距離で200mとかそのくらいしか離れていないので、大迫力です。でも、夜中の24時くらいまで上げてるので、結構うるさかった気もしますが…。
ホテルの下に入ってるカフェで、毎朝コーヒー買ってたんですけど、「パンはナッツが入ってるかも知れないので(ナッツ入りのパンも作ってるから)、やめたほうが良いわよ」、と言われてしまい、息子は食べられませんでした。
4日目、最終日の朝にサーフィン前に寄ってコーヒーを買ったときに、直径40cmくらいの大きな焼き立てのスパニッシュオムレツがおいてありまして、息子のナッツアレルギーの話を覚えてくれていたみたいで、「これはナッツ大丈夫よ」とわざわざ言ってもらって。
サーフィンの帰りがけに2カット買って帰って、部屋で食べました。ほんと、スペインは優しい人が多いなと。
(写真だとサイズ感わからないですが、これが一切れで、300gくらいはあったと思います。パンはサービスでつけてくれました)
ここでも紙皿とナイフ・フォークは大活躍です。
他にも、ふらりと入ったスーパーで、マーベルやスターウォーズのモノポリーとか、ハリー・ポッターのボードゲームとかがおいてあったり。
中身がスペイン語では(英語でも)、遊ぶだけで疲れそうなので買いませんでした。
ラ・リーガのカードとか。
このくらいは、買っておけばよかったです。大してかさばらないんだし。
サン・セバスティアンの街のリポートは、こんな感じです。
続きます。