【コレなら更にアリ】Chromecast+安価な大容量クラウドの組み合わせ

先日「Chromecast、正直言ってあんま欲しくない」的なエントリーを書き、その舌の根も乾かぬうちに「今後の拡がりの予感が感じられる気もするので、やっぱ買う?」的なエントリーを書いたですが、本日はその続き。

 

Appleが、iCloudのサービス強化を発表してますよね。

iCloud Driveっつーんでしょうか。

これが来るんだったら、

Chromecastが、更に「ありかも」側に傾くかな

という気もしてます。

 

結局、そもそもChromecastにあんまり魅力を感じなかった理由は、「特定のアプリやコンテンツを」「Android携帯とかの別の端末から」castするという、この組み合わせのイマイチ感からくるものだったんですよね。

でも、前回手のひらを返しかかった通り、「どんなアプリやコンテンツを、どんな風にCastするか」という部分では、Chromecastは僕が思っていた以上に柔軟で、今後もっともっと広い範囲で「新しいCastの仕方」が登場してきそうな感じなのかなと。

 

そこに加えて、iCloud Driveの登場ですよ。

これ、どんなサービスかと言いますと、従来のiCloudは、メールであるとか特定のアプリのデータであるとか、そいういった非常に限られた種類のデータだけしかクラウド上に置いておけなかったわけですが、そいういった制約を無くして、Dropboxとかと同じように、どんなデータでもおけるようになりますよ、という。

まあ、一言で言えば、

「普通のクラウドサービスになります」

という感じでしょうか。

新iCloud iCloud Driveの機能

 

え、だったらDropboxで良いじゃん?ということなんですが……。

そうなんです。Dropboxで良いんです。

実際、僕も今現在Dropboxを使ってまして、夫婦2人おんなじモデルで使ってるXperia M DualというAndroid携帯と、リビングのテレビに挿したスティック型Android端末、書斎にあるMacBook Air間で、Dropboxを使って写真を自動的に共有する設定にしてまして、マジ便利に使わさせてもらってます

 

でもね。

Dropbox、ちょっと高いんですよ。

つーか、実は今のところは有料のDropboxプロは使ったことが無くて、無料で獲得出来る容量をコツコツとためた約7.5GB程度の容量で使ってまして、最近の分の写真や動画、いつも持ち歩きたい共通資料とかのちょっとしたデータを入れておく分には、このくらいの容量があれば十分なんですが、この程度の容量じゃ、当然のことながらiPhotoとかiTunesとかの数100GB単位のデータを入れておくことはできないわけです。

じゃ、例えば200GB使えるようにするためにはどのくらい掛かるのかといいますと……。

Dropboxプロへのアップグレード費用

年額22,500円……。

うーん。ちょっと高すぎ?

 

これ、別にDropboxだけが高いわけじゃなくて、例えば従来のiCloudだと、無料で使えるのが5GBまで、以後10GBで20ドル、20GBで40ドル、MAXは50GBまでしか無いのに、それで年間100ドルも取られてしまうという。

それに対して、iCloud Driveは200GBで年間48ドルとか、そのくらいの価格設定になるみたいなんですよね。

200GBで足りるのかどうかという話は別にして(多分全然足りなくて、今の段階でクラウドをガンガン使おうという人は1TBくらい普通に欲しいんだと思いますが)、このくらい以下の価格設定になってきて初めて、実際に使ってみようかなという感じになってくるのかなと。

当然Dropbox側も対抗した価格を考えてくるでしょうし、ユーザー側からみて現実的な価格帯になってくることでユーザが増加しつつ、価格競争も生まれてさらにリーズナブルになって、という繰り返しで、今年の秋以降には、個人で大容量のクラウドを使う時代に一気に突入するのでは無いかと。

 

ちなみにですね……。

ここだけの話にしておいていただきたいんですが、実は、既に一歩お先に「個人向けのリーズナブルな大容量クラウド」を提供し始めている会社があるんです。

その会社、頭文字がGのあの会社……。

そう、何を隠そう、天下のGoogle様でございます。

 

Google様はGoogle ドライブというサービスを提供してまして、無料で15GB、月2ドル(年間24ドル)で100GB、月9.99ドル(年間119.88ドル)で1TBという、ダントツでお安い価格でクラウドの提供を始めております(とはいえ、まだちょっとお高い気はするんですが)。

Google ドライブのアップグレード費用

しかも、アプリをインストールすれば、Dropboxと同じように、ローカルディスク上のフォルダとクラウドを、特に意識すること無く常に同期させて使うことも出来ます。

Googleドライブのデスクトップアプリ

これ、良いんですけれど、1つ問題がありまして……。

 

Google様って、結構幅広くというか、ハッキリいってWeb関係のありとあらゆるジャンルのサービスをやられてるじゃないですか。

メールから始まって、カレンダーとか地図とかのパーソナルなツールやAnalyticsとかAdsenseとかのビジネス関係のツール、YouTubeなんかもありますし、Google+なんかのソーシャル系もやってますよね。

 

でね。

例えば、プライベートでも仕事でもGoogle様にお世話になってると、Google様のアカウントを複数持ってるということもあり得るわけですよ。

コレをいちいち切り替えさせられるのが、面倒臭いんですよね〜。

できればクラウドにはそういうのを持ち込みたくないかなと。

 

あとね。

Google ドライブって、そもそもがGmailの保存領域的なスタートだったような記憶があるんですが、実際のところも、Gmailに来たメールの添付ファイルとか、ダウンロードすると全部Google ドライブの中に勝手に入ってきちゃうんですよね。

こういうのも嬉しくないかなと。

Dropboxのどこが良いって、やっぱ、「あくまでローカルPC上のHDDイメージで使っているだけなのに、それがクラウドと自動的に同期されてて、そのまま別の端末から使えちゃう」というところなんだと思うんです。

いくらGoogle様とはいえ、

勝手にデータをダウンロードして保存したり、Google様のアカウントと紐付けて、各種サービスとあーだこーだ連携とかはしていただかなくても結構よ。

というわけなのです。

 

とはいえ、あのGoogle様が、複数アカウントを上手に切替えつつ使わせてくれたり、ましてや、Google様のアカウント&各種サービスとクラウドを切り離す、なんつーコトをしてくれるハズも無かろうというくらいのことは重々承知しております。

ですので、Google様は、そのまま我が道をいかれて下さい。

 

そして、今秋、iCloud Driveが登場しましたら、Dropbox殿、Apple殿と三つ巴でガチンコ勝負をしていただき、

クラウドっつったら、2TBで年間2,000円くらいだね。

という世の中を早急に実現していただけますようお願い申し上げます。

 

アテクシは、Google様のご活躍を祈りつつ、

iCloud DriveにiTunesのデータもiPhotoのデータも、場合によってはTime MachineやiMovieのデータなんかもぜ~んぶ突っ込んで、それをChromecastとXperia M Dualで全部コントロールしちゃうよ。

という世界に突入してみたいと思っております。

 

問題は、iCloud DrveがiOS端末以外をどこまでしっかりとフォローしてくれるかですね。

Mac+iPhoneの組み合わせを優先するんじゃなくて、世の中的に圧倒的にシェアが高いであろうWindows+AndroidとかMac+Androidというパターンの組み合わせにもきっちりと対応して欲しいものです。

 

そういう時代が来たら、コンピュータとの関わり方は、CPUとメモリがどこにあるか(PC上なのか、携帯上なのか、Chromecastやスティック型Android端末的なデバイス上なのか)、そしてそれらの複数のCPUとメモリをどう組み合わせて使うかだけが問題で、外付けHDDどころかローカルの内蔵HDD/SSDとかも要らなくなっちゃいそうですけど。

でも、意外と来年の今頃にはホントにそうなってるかも?

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