【何とか復活】iPhotoライブラリのアップデート失敗〜リカバリまでと、近年のアナタのダメダメっぷりについて

アテクシ、年明け早々ブチギレてることがありまして。

このポスト、この前に入れた「2014/2015シーズン初滑り@苗場、晴天2連チャンからの大雪パウダーで大満足」の前に書き上げてたんですが、さすがに新年1発目の1行目から怒りをぶちまけるのは嫌だったので2投目に回しました。

 

年末年始の写真の整理しよっかな、と思ってiPhotoを立ち上げたところ、

「ライブラリのアップデートが必要です」

的な表示が出て、このアップデート作業をしないことにはiPhotoが使えないという……。

こーゆー、いきなりユーザの作業ができなくなっちゃうようなアップデートをユーザになんの断りもなくリリースするの、ヤメにしてくれませんかね…?

 

んで、

しょーがねーな

と思いつつ、ライブラリのアップデートを掛けたところ、

あっさり失敗…。

 

「データ量が多いから時間が掛かるのかな」と思って一晩掛けてじっくりやらせてみてもダメ。なんか感じとしては、写真の枚数が多すぎて、途中で作業に必要なメモリとかキャッシュ用の領域が足りなくなっちゃってるみたいな感じ…。

まあ、2003年からの丸12年分500GBオーバのデータなので、そこら辺考慮した作りのアップデータになってなきゃ上手くイカなくて当たり前かなと思いますが、ずっとMac使っててiPhotoライブラリがこのくらいのサイズになってる人って、それほど珍しくも無いんじゃないかとも思うんですけど…。

 

Time Mchineのバックアップから戻して色々なやり方を試してみても、どーにも上手くいきませぬ…。

「command + option」キーを押しながらiPhotoを起動してライブラリFirst Aidも使ってみましたが、アクセス権の修復をしてもダメ、iPhotoライブラリの修復/再構築をしてもダメ、挙句には、iPhotoライブラリの中に存在していた”Masters”フォルダ内の写真まで勝手に削除される始末(要注意:この”Masters”内のデータが写真本体で、「このファイルがきちんと存在しているのにDBとのリンクがぶっ壊れている」というのがこの事象の問題点のはずなところ、iPhotoライブラリの再構築を掛けて、それが何らかの問題で正常に最後まで終了しないと、あっさりとこの元ファイルまでもが消去されることがあります…。マジでApple◯ねって感じ。)

 

もうどーにもならんがな!!!

と思ったんですが、とりあえずの思いつきで、Time Machine内の直近バックアップデータのiPhotoライブラリの内容を「パッケージの内容を表示」で表示させて、その中にある”Masters”フォルダを任意のディレクトリにコピー。

iPhotoライブラリのパッケージの内容を表示

iPhotoライブラリパッケージ内の”Masters”フォルダ

 

→それをiPhotoのファイルメニューから「ライブラリに読み込む」させたところ…。

iPhotoライブラリにバックアップデータ内の”Masters”写真データを読み込ませる1

iPhotoライブラリにバックアップデータ内の”Masters”写真データを読み込ませる2

5万枚超の写真データを延々と読み込み

無事復活!!!

何が何やらよー分かりませんが、どーも、アップデータで自動でライブラリのデータをアレコレさせようとしてるのが上手くいってないだけの話で、単純に生データをライブラリに読込みさせれば何の問題も無く読み込めちゃうようで。

だったら最初からそういうシンプルな作りにしておけば何の問題も起きないのに、なんでこういうことしちゃうんでしょうか。フォーラムの書き込みなんか見てても、みんなこの酷い作りのアップデータをどうにかして使おうとして、なんも悪いことしてないのに無限地獄に落とされて苦しみに苦しみ抜いているようですが…。

※後日追記:やはり、そのまま読み込ませただけだと、アルバム名だのスマートプレイリストだののメタデータがボロボロ抜け落ちだ状態になってしまうようでダメでした…。

んで、いろいろ調べたところ、結局現状では、Fat Cat Softwareというところが作っているiPhoto Library Managerというアプリを使うのが一番確実で手っ取り早いようです。

Fat Cat Softwareというところが作っているiPhoto Library Manager

 

使い方はいたって簡単で、新しいライブラリを作成して、そこに、TimeMachine内などに残っている元々のライブラリをマージするだけ。

iPhoto Library Managerを使ってiPhotoライブラリを復旧

ウチの500GBオーバのライブラリも、1.5日くらい掛けてきっちりと完璧に元の状態に復旧してくれました。

 

このアプリ、基本機能は無料なんですけれど、ライブラリの統合とかの作業をするには有償ライセンスを購入しなきゃならなくて、しかも29.95ドルという結構良いお値段だったりしますが、かなりきっちりとライブラリ復旧をサポートしてくれますので、ホントに困ってる人にとっては、それだけの価値は十分にあるかなと。

途中でハングしても、ちゃんとそういう状態を検知して何度でもリトライを掛けさせて、絶対に異常終了で終わらせないような仕組みも組み込まれてまして、時間さえ掛ければ必ず復旧できるようになってますし、重複(duplicate)をチェックする機能もあるので、万が一、誤って2重読み込みとかをしちゃっても大丈夫です。

ココらへん、超がつくくらいに適当にリリースして異常終了頻発させてるここ数年のApple純正アプリなんかの100倍気が効いてます。っつーか、素人が遊びで作ってるフリーウェアとかじゃないんだから、このくらいの仕組み普通に組み込んどけよって感じだったりもしますが…。

 

写真データって、

「無くなっちった」

では済まないもの、あると思うんですよ。

ウチの例で言えば、20代のころからの10年以上に渡るサーフィン系の写真データと、結婚〜子供が生まれてからの家族の全ての写真データが入っているわけで、データで持ってるからこそ昔のようにいちいちプリントしてないものをありますし、まあ、バックアップの生データはあるので、そこからイチイチ拾っていけば何とかなるといえばそうなんですが、

んな、5万枚近くもある写真、チェックできるかっつーの!

という感じでございます。

Appleの担当者がウチの自宅まで来て俺のかわりにチェックしてタグ付けとソート作業しろ。そしてその後腹切ってひと通り詫び入れてから◯ね。

 

今回のYosemiteのポンコツっぷりを見てても思うんですけれど、Apple、ヤバくないっすかね?

なんつーか、技術者だったら誰しもが必ず持っている「部外者=一般社会から見ると全くダメダメな、優秀な技術屋のアタシな部分」をときどき遠くでしかって良い風に使ってあげられるアナタが不在の、典型的な技術偏重ダメチームになりつつあるような気がするんですよね。

 

技術者がプライドを掛けて作り上げたモノに対して、ユーザ目線で

「こんなもん誰も使いたくねーよ」

とハッキリダメ出しして、それをそこから3段階くらいブラッシュアップしていくからこそ、技術の粋の集合を、ユーザが真に求める形に昇華させた素晴らしい製品というものが出来上がるんだと思うんですけれど、ここ数年のApple製品はどれもこれも皆、そういうレベルには遠く及んでない感じがします。

漢字Talk7時代から20年以上Macを使い続けてきまして、その間色々ありつつも、Apple製品は一貫してものスゴいスピードでどんどん良くなっていく姿を見せ続けてくれていたと思うので、こういうのはかなり悲しい気持ちにさせられますね。

2015年は是非とも、もっと頑張って欲しいものです。

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