【結構欲しい】Firefox OS搭載 開発者向け端末”Flame” 7月に18,500円で発売予定

そういえば、Firefox OSを搭載した開発者向け端末”Flame”の、発売時期と価格についてのお知らせが、昨夜Mozilla Japanから来てました。

Firefox OS搭載端末発売・価格のお知らせ

価格は18,500円(予定)、7月中に発売開始となる見込みで、「株式会社びぎねっと」という、オープンソース関連の事業を手がけている会社から販売されることになるようです。

Firefox OS搭載端末Flame

Firefox OS搭載端末

 

スペックはこんな感じ。

OS:Firefox OS V1.3

CPU:Qualcomm Snapdragon 200 MSM8210 1.2GHz デュアルコア

RAM:256MB-1GBの間で設定変更可能。

ROM:8GB

画面解像度:854×480(Full-WVGA)

ディスプレイサイズ:4.5インチ

カメラ:フロント2メガピクセル/リア5メガピクセルの2個搭載

 

これ、どうなんですかね?

スペック的にはデュアルコアのCPU+最大1GBメモリと、今どきのAndroid端末の基準で考えれば随分とプアなスペック。ま、開発者向け端末ですから、どんな環境でもきっちり動かせるような軽いアプリを開発することを念頭に置いた場合には、このくらいが妥当なスペックなんでしょうけれど。

万が一、「このスペックでも、OSもアプリも大抵はサクサクヌルヌルで動いちゃうよ」という話だったりすると、それはかなり良い感じなのでは無いかと。

何にせよ、iOS、Androidに続く、「良き第三の軸」になってくれると、ちょっと面白いんですけどね。

 

ユーザーが必要とするアプリや機能も、当然ひと通り揃ってます。

Firefox OSの機能

 

SNS&メッセージ

Firefox OSの機能1SNS

Firefox OSの機能4メッセージ

 

カメラ&写真加工

Firefox OSの機能2カメラ写真

 

音楽、ラジオ

Firefox OSの機能3音楽ラジオ

 

地図

Firefox OSの機能5地図

 

アプリはFirefox Marketplaceで提供されます。

Firefox Marketplace

 

スマホやタブレットに何が必要なのかを改めて考えてみると、結局のところは、日常生活に必要な調べ物ができて、ソーシャルや写真撮影、音楽再生くらいが出来れば基本は十分。後は、ストレス無くサクサク動いて、端末があまり高価すぎなければ、というくらいなわけで、このレベルであれば、別にiPhoneやAndroid端末である必要は無いわけですよね。

とはいえ、何かの事情で特定の人気アプリが提供されなかったりすると、それだけで検討対象から外したりする層も結構いそうな気もしますから、メジャーどころも含めて、アプリやサービスの提供側がどういう対応をしていくのかが、Firefox OS端末の行末の鍵を握る、とりあえずのところでの1つのポイントになっていくのかなと。

 

ちょっと面白いなと思ったのが、コチラ。

Firefox OSの機能 適応型アプリ検索

「適応型アプリ検索」って、あんまり聞き慣れない言葉ですし、実際どんな機能なのかは僕もよくわからないんですが、検索ボックスに「サッカー」と入力すると、サッカー関連のアプリやSNS関連のアプリ、wikiや動画アプリなど、関係しそうなものを、端末内とマーケットプレイス上、双方から探してリストアップしてくれる、というものらしいです。

要するに、

「ユーザが使うアプリを指定するんじゃなくて、ユーザが必要としているアプリを、システム側が探して提案するとよ」

という感じでしょうか。

まあ、これだけだと大して便利じゃ無さそうですし、正直面白みも全然ありませんが、ここから更に5歩くらい進んで、「ユーザーが思いもよらなかったもの」且つ「便利だったり面白かったりするもの」をウザいくらいにガンガンサジェストしてくるようになってくれちゃったりすると、かなり未来な感じがしてちょっと面白いかも。

後発ですから、「軽い」とか「安い」とか「面白い」「未来っぽい」、何かしら、「ならでは」が無いと駄目な感じしますもんね。オープンソースがどうとか言っても、それ、既にAndroidで十分なわけで、普通に考えたらiOS vs Androidの構図でプレーや足りちゃいますから。ヘタにこれ以上プラットフォーム増やしても、混乱するわ、ほうぼうのリソースの使用効率下がるわで、誰にとってもあんまメリット無いですし(そういえば、Windows Phoneっつーのもありますしね)。

 

ちょっと話変わりますけれど、この端末、デュアルSIMなんですよね。

どちらかで、背面パネルを外した内部の画像を見たことがあるんですけれど、2つあるSIMスロットには、片側に”3G”、もう片側に”2G”の刻印がされていたので、デュアルSIMとはいえ、双方のスロットがそれぞれ3G(ドコモやソフトバンクが採用しているWCDMAという方式のSIMスロット)と2G(日本では使用されていない、GSMという方式のSIMスロット)に固定されていると考えるのが普通ですかね(こう刻印されていても、Xperia M Dual C2005と同じように、ソフト的にWCDMAとGSMの切り替えができて、両方のスロットでWCDMAのSIMが使えるデュアルSIM携帯もあるみたいですけれど)。

コレが3G2回線で同時待ち受けできる方式のデュアルSIM携帯だったらサイコーなんですけれど、そもそもデュアルSIMを搭載している理由は、恐らく、どちらの回線方式でも開発環境として利用できるように、ということでしょうから、それは無いですかね。

 

まあでも、18,500円という、手軽に手出し出来るかなという感じの価格帯ですし、とりあえず入手して色々いじってみたい気もします。

買ってみようかな。

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