サン・セバスティアン滞在3日目は、久保建英選手が所属するレアル・ソシエダの試合を観に行きました。
対ラージョ・バジェカーノ戦。19:00キックオフ。サッカーファンではないので知らなかったんですが、2024-25シーズンの開幕戦だったらしいです。
レアル・ソシエダのホームであるレアレ・アレーナは、サン・セバスティアン市街の南東の端あたりにありまして、サン・セバスティアン市街の中心地からバスで4駅10分くらい、ホテルからドアツードアでも20分くらいでアクセスできます。
知り合いに少しお土産も書いたかったし、僕らも応援グッズを何か買おうと思っていたので、17:20くらいにホテルを出発。
向かうバスから、すでにファンだらけです。
遠くにレアレ・アレーナが見えてきました。
17:40過ぎにスタジアムに到着。
この段階でショップはめちゃ混みだったんですが、とりあえず何か買うぞ、ということで店内物色。
キャップとか、ユニフォームとか、色々ありましたが、キャップはそんなに欲しくないし、ユニフォームはお高い。
いかにもな感じのマフラーが1本18ユーロとお手頃だったので、これを4本購入し、2本を息子と僕の応援用、残り2本をお土産にしました。
皆さん、唐突にこのマフラーを持って立ち上がり、ぐるぐると振り回して応援し始めたりします。
別の柄もありました。
レジがメチャ混みで20〜30分くらい並びましたが、マフラーを買い終わってもまだ18時過ぎ。キックオフまで1時間くらいあるので、スタジアムに入るにはちょっと早いです。
周辺のお店で1杯引っ掛け、スタジアムの中でピザを買ってから、席へ。
直前にチケット取ったんですけど、そうしたらもう、ホーム側のゴール裏か、二階席の一番上の段しか席が空いてなかったんです。ゴール裏はめちゃ安くて30ユーロとかで、二階席は60ユーロとか、そのくらいでした。
サッカー好きな友達に聞いたら、ゴール裏は見づらいと思うよ、と言われたので、二階席の一番上の方の席を取ったんですけれど、
行ってみたら、なぜか前から20列目くらいの
めちゃくちゃいい席
でした。
(席からの景色。ズームとかしてなくてこんな感じ)
スタジアム自体がそもそもあまり大きなところでないので、20列目だと、もう、すぐそこでプレーしてる、みたいな感じです。練習見てても、久保選手、すぐそこいるじゃん、みたいな感じで。
おかしいな、とも思ったんですけど、周りの人にチケット見せて
「この席で合ってますかね?」
と聞いたら、
「合ってるよ、大丈夫👍️」
と言われたので、そのまま座ってたんです。
そしたら、試合開始10分前位になって、隣におじいちゃんが来まして。
「おかしいな、その席も、その席も、この席も
全部、僕が年間パスもってる席なんだけど?」
と言われまして、年間パスのカードを見せられまして…。
「あれ?おかしいですね」
と、僕らの席のチケットも見せたら、
「あれ、おかしいな、確かに席合ってるね」
「まあ、今日は家族来ないからいいか」
みたいな感じで、結局、そのままその席に座って観戦することになりました。
そのあたりの席って、全員年間パスを持ってる地元ファンの人たちの席で、周りもみんな知り合いで、みたいな感じだったので、周りの人達の中にも、「あれ?おかしいな?」と思ってる人、多分いたんだと思うんです。でも「まあ、年パス保有者のおじいちゃんがいいっていうなら別に問題ないかな」みたいになってたのかなと。
これ、後で考えてみたら、実際には多分こういうことだったんだと思います。
レアレ・アレーナって、一階席も二階席も、スタジアムのゲートは共通なんです(それが一般的なのか、レアレ・アレーナだけなのか知りませんが)。で、一階席にも二階席にも、全く同じ番号の席があって、二階席のチケットを取った人は、スタジアムの中で階段を使って二階に上がってから席に向かわなきゃいけないのに、僕らはそれに気が付かずに、一階席に入って、自分たちの番号の席(実際にはおじいちゃんの年パスの席)に座っていたという、そういうことだったようです。
おじいさま、
誠にありがとうございました
m(_ _)m
これがチケットです。
上段左にある”ATEA/PUERTA 20″とあるのが、ATEA=入場ゲートで、20番ゲートから入ることになってます。このゲートが一階席も二階席も共通で、かつ、”ZONE A”、”席番号0024の0094″の席が一階席にも二階席にも両方にあるので、僕らは間違って一階席の方に座ってしまったのですが、よく見ると”ACCESO 6″とあり、「6番階段からアクセス」的な指定がされていたので、これをちゃんと読んでいれば、「正しく自分たちの席=二階の席にたどり着けた」ということだったのだろうなと。しっかり”SUPERIOR”=「二階席」とも書かれてますしね。
周りの人やおじいちゃんに見せたときも、携帯の画面で見せたので、”SUPERIOR”、”ACCESO 6″のところまでは見えなかったのでしょう。もしかすると、わかってて、でも、寛大な心で許してくれたのかも知れませんが。
いやー、適当だと良いこともあるんですね♡(スミマセン、おじいさま、ありがとうございました。この御恩は一生忘れません。今後、スペインの方に会ったら、精一杯親切にしますので、どうかお許しくださいませm(_ _)m)。
試合は、前半は0-0のままで折り返し、後半へ。
久保くんへのパス、合わず…。
ゴール裏は、90分間1度も座れずに、立って太鼓に合わせて応援をし続ける羽目になる特等席でした。
ショートコーナーからのシュートも不発…。
後半67分にラージョ・バジェカーノが先制し、その後、試合終盤まで0-1。そして83分に更に1点取られ0-2に(T_T)。
90分が経過し、アディショナルタイムは10分。周りのファンたちも諦めて帰り始めた頃、97分に、マルティン・スビメンディのゴールで1点返します。
この後の試合終了までの数分は、ちょっと盛り上がりましたが、結局試合は1-2でラージョの勝利。
ソシエダのホームでの開幕戦ですので、当たり前なのかも知れませんが、赤いユニフォームを来たサポーターは2人くらいしか見かけませんでした。その2人、勇気あるなと。
残念ながら試合は負けてしいましたが、最高に面白かったし、楽しかったです。
レアレ・アレーナの年間指定席券が欲しくなりました。
続きます。